坊っちゃん劇場来場者の募金1,193,821円を松山市へ寄付
15年越しに愚陀佛庵再建へ
―坊っちゃん劇場第5作「正岡子規」上演中の倒壊から、寄付完了まで―
平成22年(2010年)の豪雨により倒壊した「愚陀佛庵」(松山市)の再建にあたり、当劇場のお客様からお預かりしていた募金1,193,821円を、本年3月、松山市への寄付という形で無事にお届けしたことをお知らせいたします。
愚陀佛庵は本年7月24日、番町小学校プール跡地に再建される予定です。
◆ 「正岡子規」公演期間中の崩落と、お客様の想い
平成22年(2010年)7月、記録的な豪雨により松山城中腹にあった愚陀佛庵が全壊しました。当時、当劇場では第5作「正岡子規」を上演しており、夏目漱石と正岡子規ゆかりのこの建物の姿を、ご来場のお客様は舞台を通じて重ねてご覧になっていました。
倒壊の報に接した「正岡子規」役の近藤真行さんは「ぜひ力になりたい」と自ら声を上げ、毎公演ごとに来場者へ募金への協力を呼びかけました。この呼びかけに応える形で、多くのお客様から「もう一度、愚陀佛庵の姿を見たい」「再建してほしい」との声とともに募金が寄せられ、総額は1,193,821円にのぼりました。
◆ 15年間越しに寄付
再建候補地の選定が長期間にわたり定まらなかったことから、お預かりした募金をお渡しできない状態が続きました。当劇場は、この間もお客様からお預かりした大切な浄財として、厳重に保管を続けてまいりました。
◆ 念願の再建決定、そして寄付の完了
松山市が番町小学校プール跡地での愚陀佛庵再建を進めることを受け、当劇場は本年3月30日、松山市に対し正式に寄付を行いました。ご来場のお客様よりお預かりしてから15年、皆様の再建への願いが、ようやく形になります。
◆ 代表理事コメント
「この募金は、愚陀佛庵の倒壊を知り、心を痛めてくださったお客様お一人おひとりの想いそのものです。長くお預かりする形となりましたが、この度、無事に松山市へお届けし、再建へとつながりましたことを、心より嬉しく思います。募金にご協力いただいた皆様に、改めて御礼とご報告を申し上げます。」
◆ 愚陀佛庵について
愚陀佛庵は、夏目漱石が松山中学校の英語教師として赴任した際の下宿先で、正岡子規が52日間ともに過ごしたことで知られる。戦災焼失後、昭和57年(1982年)に萬翠荘北側の城山山腹に復元されたが、平成22年(2010年)7月の豪雨により全壊。令和8年(2026年)7月24日、番町小学校プール跡地への再建が予定されている。
愚陀佛庵の再建に対する寄付金について

