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アウトリーチ

【愛媛・ミュージカル祭 Smileフェス】

2021年1月24日(日)16:00より西条市総合文化会館にて、愛媛・ミュージカルSmileフェスを開催しました。

坊っちゃん劇場が制作した市民ミュージカルの関係者と、みかん一座の皆さんが、全県の皆様へ泣いたり笑ったり歌ったりする時間を共有しようと企画されました。

オープニングは出演者全員でのコーラスからスタート

スマホのグループチャットでお話をしているメンバーが

ストーリーテラーとなり各市民ミュージカルの紹介や内容を教えてくれます。

今回のテーマである【Smile】を一緒に巡るというストーリーになっています。

 

トップバッターは【西条市民ミュージカル:走れ!夢の新幹線~キクとシンジの物語~】

新幹線の生みの親・十河信二と妻キクとの絆を描いた作品のダイジェスト

夫婦の絆愛にスポットを当てつつ、十河信二がたくさんの人との出会いの中で新幹線建設計画を進めていくストーリーで、キクの信二に対する思い、心情や行動を様々な視点から見て感じ取れる作品です。

 

続いては【東温市民ミュージカル:城ノブ~愛媛のマザーテレサ~】

東温出身の城ノブの生涯を描いたミュージカルのダイジェスト

女性の立場について考え自分の信じる道を突き進み、当時立場の弱かった女性や子供たちの保護を行い、社会実業家として愛媛から全国へ活動した城ノブの考え方や思いをミュージカルで表現しました。

 

続いては【砥部町民ミュージカル:シンパシーライジング~砥部焼物語~】

砥部焼を題材としたミュージカルで、砥部焼の窯元の家族が繰り広げられる家族愛を表現

愛媛県知事の「東京オリンピックの聖火台も砥部焼で造ろう!」という発言から始まり、長く伝統的な砥部焼を創る坂東窯元と斬新なアイディアを取り入れ新しい風を砥部焼に注ぎ込む吉田家、その家族の絆や思いを込めた作品です。

 

続いて【八幡浜市民ミュージカル:北針】

進取の気性や不屈の精神、そして男たちを送り出した家族の絆を描く

年齢も事情も全く異なる男たちが今の生活から脱却しようと考え、「北針」と言われる方位磁石を頼りに僅か15メートルの打瀬船「天神丸」に乗り、58日に及ぶ航海をしアメリカにたどり着いたという物語です。

 

 

最後は【みかん一座:夢へんろ~どんな時も希望をすてず~】

お遍路を通じてそれぞれの、やりたいことを見つける為に歩き続ける参加者たち

訪れる愛媛の町・地域の人々とのふれあいを描いた作品です。

 

エンディングは全員集合し会場に、お越しいただいたお客様に向けて、歌のプレゼントで締めくくりました。

このコロナ禍の中で舞台に立ちたくても立つことが出来ず、自分たちの舞台を奪われた表現者たちが、たくさんいました。「舞台に立ちたい」「今この思いを誰かに届けたい」とそれぞれの思いを抱えて過ごしています。

その表現者たちに対して、私たちにできることは「観る」というエールを贈る場を造り、表現者達に提供すること。そして私たちにとって「生きる」ということは、笑い・泣き・歌い、誰かとともに同じ時間を共有し合うこと。

「観る」ことで共に笑い・泣き・思いを共有し、それが表現者への「エール」になる。

観る者と表現者がともに一つの世界を創っていく、エールを贈りあえる時間が増えていくように…

コロナ禍で新しい挑戦をしていきたいと思います。